CHAR 2C
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
98点
95点
100点
フィギュア:無し
履帯:パチ組式可動
P.E、クリアパーツ

モン・モデル TS-009 「シャール2C」

第1次世界大戦末期、膠着する塹壕戦突破を目的とした”陸上戦艦”的コンセプトで開発されるが、10輌が完成した時点で実戦に参加することなく終戦を迎え、1940年、ドイツ軍のフランス侵攻でいよいよ出撃となります。しかし、2輌が修理中、2輌は故障で行動不能、残る6輌は列車での運搬中に空爆に会い移動不能となり、6輌全て自軍により爆破処分。1輌は爆破に失敗しドイツ軍に鹵獲されたそうです。

69tの巨体を動かす走行装置は”あのハイブリッド”で、エンジンで発電しモーター駆動する方式を採用。と言うか、これしか動かす方法が無かっただけで、当然ながら当時の技術力では実用レベルとは言い難く、エンジン出力の問題など紆余曲折を経て、動力系専門の乗員3人を配置するなど、まさに”戦艦”状態だったようです。


<キット内容>
初めてのモン・モデルでしたが正直、驚きました。
タミヤの組み易さとD社の細かさを上手く調和したようなキットです。
パーツの精度、組み立てやすいランナー配置、正確でキレのあるモールド、理想を追求すればキリがありませんが、現時点ではどこを取ってもケチの付け所が見当たりません。
詳細な資料などを見ながら重箱の隅を突けば色々と手を加える箇所もありますが、素組みで十分な完成度です。

<感想>
組み立てでは苦労した記憶がありませんが、
塗装は単色の方が絶対にラクチンです!

<追加製作>
補助エンジン?のマフラーの排気口をピンバイスで開口。
フィギュアはミニアート35105「フランス戦車兵」から使用。

<簡易データ>
生産時期:1918年  
総生産数:10輌
最高速度:12km
乗員:12名
武装:75mm榴弾砲×1  8mm機銃×4