Tupolev TB-3
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
45点
70点
70点
フィギュア:無し

ICM製 1/72 「ツポレフ(トゥーポリェフ) TB−3」

1926年から戦略爆撃機として開発され、エンジンの換装や転輪の変更など、マイナーチェンジを繰り返しながら、
1939年のノモンハン事件では日本軍とも交戦しているそうです。
独ソ戦初期には爆撃機として旧式化していた為、主に輸送機として使用されており、
空挺部隊はもちろん、軽戦車や戦闘機までぶらさげて飛べるように実験されています。

<キット内容>
このキットはTB−3のバリエーションの中でも「M−34型」だと思われます。
パーツ内容は、細かい所まで高レベルな出来なのですが、機体の構造上、組み立ては非常に難しかったです。
まず説明書ですが、輸入キット独特の「一つの絵に矢印がいっぱい」方式なので、細かいパーツの「取り付け位置」や
「向き」などが明確に分からず、実機の知識や資料が無いとやり直しの連発になります。
主翼の製作は内部フレームからパーツ化されており、単に上下合わせるだけで慣れている人には鬼ムズ。
ICMの常として付属デカールは使い物にならず、塗装も含めてマスキングの嵐。
各パーツの取り付けガイド(ダボなど)がついていないのも、更に難易度を上げてくれてます。

<感想>
何にも考えずに「馬鹿デカイから作ろう!」と何も考えず製作開始。最初から最後まで鬼の疲労感に襲われました。
張線やアンテナは箱絵や資料を見ながらテキトーに再現してますが、何が本当かすら分かりません。
一言でまとめると「艦船模型の方がラクかも?」です。(それだけ細かく再現されたキットだと言う事ですね。)
ですが、完成したらインテリアとしての存在感は抜群!制作は大変ですが決して悪いキットではありません。
(機首の機銃はディテール重視のため驚くほど細く、5回くらい折りました。。。)

<簡易データ>
生産時期:1931〜37 生産総数:818機(全型の合計)
最高速度:288km  航続距離:3.225Km  乗員:8名  武装:7.62機銃×6 爆弾:最大2.200Kg