試製 景雲
個人的感想 キット付属品
組易さ
総合
75点
85点
フィギュア:無し

ファインモールド  1/72 「試製景雲」

詳しい事は勉強不足で分かりませんが、要は海軍の長距離、高速、高高度の偵察機の試作。
一式陸攻と同じく、インテグラルタンクといって主翼内に燃料を積むことで積載量を増加させています。
エンジンは機体真ん中より後部に積まれており、胴内をシャフトが通ってプロペラに動力を伝える構造。
後にジェット機に転用できるように計画されたそうですが、技術的問題からプロペラ仕様の本機さえも試験飛行でまともな結果が出せず、終戦間際に空襲により失われたそうです。


<キット内容> 素組みの場合
コレと言って難しい箇所は見当たらなかったのですが、前脚式の機体なので機首に錘を入れるよう指示があり
キットに錘は付属しないので、予め用意しておきましょう。
例によって機体の合わせ目や主翼の継ぎ目などパテ処理は必須なので、タミヤ光硬化パテをオススメ。
操縦席周りはかなり簡素な再現となっているので、ディテールアップなど試みる人は、結構大変だと思います。
機首の左右にある窓パーツと機体表面の間に少し段差が生じるので、今回はパテで埋めています。
プロペラのマーキングは塗装指示となっており、デカールは付属しません。
アンテナ線は伸ばしランナーで再現。

<感想>
良くも悪くも、いつものファインMクオリティです。

<簡易データ>
生産時期:1945年4月 生産総数: 1機
最高速度:741km  航続時間:      乗員:2〜3名  武装:無し