鍾馗と風神雷神
個人的感想 キット付属品
組易さ
総合
95点
80点
フィギュア:無し

ハセガワ 64721 1/48 「紫電改のマキ 中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗U型

普通の女子高生が通学路(空)でしょっちゅう空戦する、飛行機マンガだけにブッ飛び設定の『紫電改のマキ』に登場する風神搭乗機。
本機体は、風神こと矢島風子が幼稚園の頃に憧れた先輩から受け継いだ魂のソウルメイト。


<キット内容>
同社の鍾馗U型丙のキットに専用デカールが付いたもの。
突き詰めると色々と修正箇所もあるようですが、パーツの合い具合や組み立てやすさなど好印象です。

ただ、雷神機にする場合はマーキングに注意が必要で、付属のデカール(赤いライン)が垂直尾翼をカバーしていないため、
途中から塗装という超難易度になり、実質的にマスキングによる塗装しか選択肢がありません。
タミヤの曲線用マスキングテープなら或いは・・・

<追加工作>
主脚の蓋は薄削りしています。
アンテナは伸ばしランナー。
輪止めはプラ角棒と真鍮線で自作。

<フィギュア>
毎度お馴染みエポパテによるフルスクラッチです。
当初は風子嬢のみの予定だったのですが、4巻で雷奈嬢が熱くアピールしてきたので、急遽追加しました。

風子嬢は「両サイドの髪」「学ランの裾」を分割造形。下駄はプラ材で、長楊枝はエナメル線とエポパテで再現しています。
雷奈嬢は木刀「虎徹」をプラ棒から削り出した以外は特に変わったことはしていません。
「目」「襟章」「背中の刺繍(風、雷)」はミラクルデカールで自作しましたが、風子嬢の帽章は雰囲気程度ですが手描きです。

<個人的感想>
今回は自身初の「銀塗装」ということで、色んな銀塗料を試してみましたが、最終的に「メッキシルバーNEXT」で塗装しました。
ですが、下地の柚肌が克服できず、この塗料本来のメッキ力を引き出すことは出来ませんでした・・・
今後も銀塗装の機会があったら、黒色鏡面下地を追求しようと思います。


<簡易データ>
生産時期:1940〜44 生産総数:1,227機(全型合計)
最大速度:605km 航続距離:1,400Km  
乗員:1名  
武装:ホ103一式12.7mm機関砲×4、30kg〜100kg爆弾×2