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タミヤ 35296 「M13/40 カルロアルマート」(新パッケージ)
イタリア軍初の国産中戦車「M11/39」の後継車両として完成した待望の主力戦車。 実質的には。M11の足回りはそのまま引き継がれ、車体を若干拡大し、側面後面の装甲厚を増加、その分重量が増して若干出力の高いエンジンを積んだという感じで最高速度は低下しています。最大のセールスポイントは大型旋回砲塔と搭載された主砲で、生産開始は1940年夏。ここへきてやっと近代戦車が完成したといえます。
実戦では開発当時想定外だった北アフリカを主戦場としたため、砂塵などでのエンジントラブルが相次ぎ、エアフィルターが装着されるまでは散々だったようです。
<キット内容>
2008年秋まで流通していたタミヤ、イタレリ(ズベズダ)の「M13/40」は『M14/41』のエンジンデッキグリルだった為、これでやっと「M13/40」のキットとなりました。
(リニューアル内容は他所で検索していただくとして・・・)
キットは旧版から引き続きフルフェンダータイプで、これは初期生産型の特徴なのですが、総生産数710輌の中の150輌にしか当てはまらない特徴で、どちらかと言えばレアな方を再現していることになります。
そこで量産型であるハーフフェンダータイプを再現したくなるワケですが、車体パーツとフェンダーパーツが一体成型になっているため、改造にはそれなりの道具と根気が必要です。
また、エンジンハッチの留め具に蝶ネジパーツが追加されましたが、基部は無いので、再現する場合は自作となります。
車体後部の(ジャッキやスペアタイヤがあるところ)のディテールは旧版のままで、今作ではジェリ缶を載せていますが、そのまま見せる場合、少し手を加えたいところです。
正直なところ、まだまだイジリ所は満載です。
<追加制作>
エデュアルドP.E 「35-161」 からジェリ缶ラックだけ使用。
ハーフフェンダー加工(車体側面のステーモールドは消し忘れです!)
エンジンハッチ留め具はエッチングなど、それらしく見える物を使用。
砲塔、車体の機銃口は0.55mm真鍮パイプに置き換え。
<小ネタ>
フィギュアは付属の物を小改造して使用。
パスタはエナメル線、フォークは自作、皿はジャンクパーツより。
<簡易データ>
生産時期:1940〜43 生産総数:710輌
最大速度:31.8km
乗員:4名
武装:47mm砲×1、8mm同軸機銃×1、8mm連装機銃×2、8mm対空機銃×1
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