航空母艦 鳳翔
個人的感想 キット付属品
組易さ
総合
85点
85点
航空機×4

フジミ  1/700 「鳳翔1939」

1922年、世界初の!”最初から空母として設計建造された”航空母艦!それがこの『鳳翔』!(世界初の空母とは言ってない)
それまでの海戦と言えば、砲弾の飛距離で勝敗が決まるような時代に、未知の艦種として現れた空母。
その扱い方や戦術など試行錯誤の末、貴重なデータやノウハウを蓄積し、後の機動艦隊に影響を与えたっぽい。
実戦では『上海事変』『支那事変』に参加したが、大東亜戦争の頃には航空機が高速大型化し、鳳翔の小さな船体では運用が難しく、
ミッドウェイ海戦に予備戦力として随伴して以降は日本近海で訓練用として終戦まで過ごした。


<キット内容>
我が工廠での1/700艦船模型2隻目であり、自身初のフジミ模型であります。
各部ディテールはシャープで、部分的にモッサリした所もありますが、全体としては十分な解像度。
甲板構造物は細かく別パーツ化されており、これを面倒と感じるか、拘りと感じるかは個人差がありそう。
キットは1939年の姿をモデル化していますが、飛行甲板のデカールは当時の写真が無いらしく、1933年仕様だそう。
他に、対空機銃もキットでは25mm連装機銃になっていますが、1939年については資料を見つけられず、それまでの13mm連装機銃に交換しました。同じく、マストのクレーンも資料写真を確認できなかったのと、1939以前の写真で通常型のマストが写っており、キット箱絵も通常の起倒式マストが描かれていたため、真鍮線で自作した物に交換しています。


<追加工作>
☆フジミ純正エッチングパーツを使用。
☆対空機銃はピットロードNE-03から九三式13mm連装機銃に交換。
☆菊花御紋章はファインMのナノドレッドWA12から使用。
☆マスト、他、各アンテナ?は真鍮線に置き換え。
☆航空機の支柱、張り線は伸ばしランナーや、他の機体のエッチングから流用。


<簡易データ>
竣工: 1922年12月27日 
同型艦: 無し
最高速度: 25ノット
定員: 550名(竣工時)
武装: 14cm単装砲4基・九三式13mm連装機銃6基(25mmかも知れない)
搭載機:艦戦6、艦攻9、補用6(竣工時のデータ)