丁型潜水艦 伊365
個人的キット評 付属品
完成度
組易さ
総合
85点
90点
90点
装飾台
大発

アオシマ 1/350 「丁型潜水艦 伊365」

ミッドウェーでの敗北以降、大規模な侵攻作戦が困難となった状況下で、陸戦隊による離島への上陸作戦用に本艦は計画されますが、
戦況の悪化に伴い、物資輸送を主目的とした設計に変更され、長大な航続能力を活かして南方戦線への輸送に活躍。
末期には例によって一部の艦が「回天」の母艦へと改装されています。


<キット内容> 
これまでのアオシマ「伊号潜水艦」シリーズに比べるとパーツ構造の違いもありますが、それなりに進化した印象を受けます。
特筆すべきは別売りのエッチングパーツで、これは単純に製造会社を変更しただけかも知れませんが、
今までの”無いよりマシ”な感じではなく”ちゃんとしたディテールアップパーツ”になっているところ。
これにより、しっかりとシャープな仕上がりを手にすることが出来ます。

ただ、キットの艦橋形状で明らかに資料写真と異なっている部分があり、そのため国旗の取り付け位置が実艦と異なるなど、
あと一歩という感想も残りました。(残念ながら今作では修正ませんが・・・)

<使用パーツ>
アオシマ「伊号丁型潜水艦専用エッチングパーツ」

<追加工作>
★艦橋の空中線取り付け部に真鍮線を埋め込んで基部を再現。
★主砲の砲門を一旦開口してからエポパテで埋め直して「なんちゃって砲口栓」。ついでに砲尾ブロックも開口。他

<簡易データ>
起工: 1943年2月〜
竣工総数: 12隻(丁型改373を除く) 
最大速度(水上): 14ノット
最大積載: 65トン
乗員: 55名
武装: 14p単装砲×1、九六式25mm単装機銃×2、8p連装迫撃砲×2、 ※魚雷発射管は伊361のみ装備


<参考資料>
学研:日本の潜水艦パーフェクトガイド