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ドラゴン 6208 「Y号戦車B型 ティーガーU(ヘンシェル砲塔)」
「ティーガーU」と銘打っているものの、開発構想は「パンターの重装備版」として始まっており、ドイツ軍最後の量産型重戦車となっています。
ティーガーと言えばヘンシェル社とポルシェ社の絡みがあるのですが、やはり本車でもポルシェは「電動駆動装置」を採用していたため即廃案。またも先走って生産された砲塔50基だけはやむ無しにヘンシェル車体に搭載され、「ティーガーU(P)」または「ロイヤルタイガー」などと呼ばれています。
西部戦線では火力、装甲とも米英軍車両を相手に無敵ぶりを発揮していますが、大戦末期のドイツの深刻な燃料不足に加え、本車の極端な燃費の悪さがネックとなり「ガス欠」で行動不能になる事が多かったようです。
<キット内容>
一言でまとめれば「良くも悪くもドラゴン品質」です。
エンジンデッキ(砲塔後部下)のメッシュカバーは合い具合がイマイチで、取り付け方によっては砲塔と干渉して旋回に支障が出ます。
メッシュグリルはエッチングが付属。
<簡易データ>
生産時期:1944年〜 生産総数:489輌
最高速度:35km
乗員:5名
武装:71口径88mm砲×1、7.92mm機銃×3
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