Pz.KpfwT Ausf.F
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
80点
75点
85点
フィギュア:無し
履帯:連結接着式



アランホビー 「T号戦車F型」

T号戦車と銘打っているものの、本車のコンセプトは「歩兵が突撃する際に盾となる事」で、これまでのT号戦車とは設計思想が全く違うものとなっています。
重装甲ではあるものの武装は機銃が2挺のみで、ちょうどイギリスの「マチルダMk1」と同じ発想の本車は、1939年に軍が発注したものの生産が始まったのは1942年で、その頃には既にこのような戦術は時代遅れとなっており、初回発注分の30輌で打ち切りとなっています。 

<キット内容>
アランのキットは全体的に「ズングリ」感がありますが、塗装するとそうでもなく意外とシャープです。
しかし流石にOVM類はキットのまま使用するのは抵抗があるので、タミヤの装備品セットなどがあると便利です。
各部の出来、バランスも良く好印象なキット(昔のタミヤに近い感じ)

<追加製作>
アベール「35056」を使用。
バランスの良いプロポーションで、模型としてはグッドです。

<感想>
何と言っても実車そのものがレアな車両で唯一のインジェクションキット。 
コンパクトながら重量感のある外観はコレクション性抜群です。

<簡易データ>
生産時期:1942年〜  生産総数:30輌
最高速度:25km
乗員:2名
武装:7.92mm機銃×2