Pz.kpfwU Ausf.A/B/C
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
90点
85点
90点
フィギュア:1体
履帯:組立て式プラ製

タミヤ 292 「U号戦車A/B/C型」

火力の低いT号戦車の支援として、またV号、W号戦車が揃うまでの「つなぎ役」として開発されたU号戦車は、a1型〜c型までの試作改良を経て、c型をベースとして量産が開始されます。基本的な外観はc、A,、B、Cとも殆んど同じで、内部機関を除いて細かい変更があるだけです。1940年以降は増加装甲が取り付けられ、フランス戦終了後には砲塔にキューポラが取り付けらています。

<キット内容>
タミヤのU号系といえば大昔のF/G型と傑作「ヴェスペ」がありますが、そのヴェスペ以降「U号戦車」としてのリリースは無く、ファンの間では「やっと出たか」と思われた方も多いのではないでしょうか?
キットの出来自体はいつものタミヤクオリティで、ストレス無く組立られますが、今後U号系列のキットを展開していく為か、増加装甲などの取り付けにピンバイスを要する開口指示があるなど、若干ですがハードルが上がった気がします。
しかし、軽戦車独特の細々としたパーツをサクサク組み立てられるのは流石タミヤと言えます。
※資料本と根気があれば増加装甲無しバージョンも作れると思います。

<追加製作>
各クランプのハンドルにアベール「35A20」使用。
一部砲塔の溶接痕を「伸ばしランナー」で再現。
タグロープをナイロン糸で自作追加。 
発煙筒と牽引ピンドルのチェーンはタイガーMDのチェーンを使用。
20o機関砲はアーマースケール「B35−027」に交換。
(20o機関砲はキットパーツのままでイイと思います。)

<フィギュア>
戦車長はタミヤ「ドイツ戦車兵小休止セット」とホーネット「HGH18」使用。
歩兵は2体ともドラゴン「6122」より。

<簡易データ>
生産時期:1937年  生産総数:1113輌(c型〜C型までの合計)
最高速度:40km
乗員:3名
武装:55口径20mm機関砲×1、7.92mm機銃×1