イタレリのキットには波がありまして
「おぉ!凄い!」と思わせる物もあれば
「うわ、キツイなぁ」とボヤかせる物も。
今キットは、どちらに入るんでしょう・・・
まず、最初の段階で「パーツが噛み合わない」とか
「真っ直ぐに取り付けが出来ない」などの洗礼を受けます。
しかし、この時にしっかりと微調整しておかないと
「歪んだ部分は歪んだまま」最後まで残るので注意。
:正面底部ですが、実車の継ぎ目とは位置が異なるので、
ラインはキレイに消した方が無難です。

:車体側面のジェリカンは「・・・」な感じで、単品に取替えたくなります。
伊軍と独軍では刻印が違うのですが、伊軍は独軍のジェリカンも大量に使用しているので、刻印にはそれほどこだわらなくてもいいかもしれません。
機関砲の製作はそれほど難しくないのですが、最近では珍しく上下可動になっている為、パーツの焼止めがあります。
細かい事は抜きにしても「ガンサイト」は何とかしたいところ。

注:中央写真に写っている弾倉は、間違えて逆さまに取り付けています!
写真とは関係ない事ですが、タイヤは「いつものゴム製」で、中央にパーティングラインがあります。 で、コイツを消すのが一苦労でして、粗目のサンドペーパで擦ったり、ナイフの刃先で削ったりするワケですが、「粗目のサンドでガンガン擦る」のが一番ラクかと思われます。
オマケ。 文句。
<総括>  完成ギャラリー

良いと言えば良い。悪いといえば悪い。 そんなキット・・・

2006年の新製品としては 「やや不満が残る」 内容。
見た目の問題は別として、各パーツの合い具合や組立て易さに関しては 
「もうチョット何とか出来るでしょう?」 とボヤいてしまいます。
しかしながらイタリア軍マニアにしてみれば 「キットの存在そのものが有り難い」 ような部分もあり、
差し引きゼロと言ったところでしょうか?