今後大手メーカーからの進展が期待されるU号系列。
今回はアランのc型を使ってブラチのパーツでb型に改造。

素晴らしいレジンパーツに期待が膨らむのだが・・・
左:先ずは足回りを決める為に、元のモールドを完全に処理します。
  「のっぺらぼう」になったところでパーツの取り付け位置を定規で墨出し。
  転輪基部を慎重に取り付けていきます。

右:改造パーツに含まれる「エンジンデッキ部分」を取り付け。
  頼みの綱「アハトゥンクパンツァー」を凝視するも、曖昧な部分が・・・

とにもかくにも形になりました。
OVM類はキットの付属品と異なる物もあり、配置も違っていますので
ドラゴンやトライスターのT号戦車からOVMパーツを複製。

車体や砲塔のフックはブラチのパーツとアランのパーツで異なるので
ショーモデリングのエッチングを使用して統一しました。

アランのU号で最大の欠点である砲塔の細部ディティールはパテ整形。
残念ながら砲塔の形状までは修正出来ませんでした。

<総括>

アランのU号は基本的に「あまりよろしくない」感じがします。
全体的なバランスはイイのですが、明らかに違う部分が随所に見られ、
やはり「昔のキット」と言う感じ。
個人的には「ドイツ物は待てば出る」と信じているので、
焦って買う必要もないかと思われます。

ブラチの改造セットは、悪くないのですがイマイチ詰めが甘い感じです。
転輪の開口部が再現されてなかったり、エンジンデッキの細部形状に不明な点が多かったり。
ガレージメーカーに文句を言うのは無粋なのですが、
「本当はこんな形だ」みたいな説明書があれば良いかと。