ガルパンシリーズ第1弾「1/35磯部さん」

2012年末、ガルパンブームの中、単なる視聴者として
日々悶々と過ごしていた私に、とある模型同志から
「フィギュアは勢いだ!」と熱いメッセージを受け、
コケの生えたケツを上げ、試しに作り出した磯辺サン。

基本素材はエポキシパテです。

塊から削り出すという驚異的なワザは持っていないので、芯となる針金に頭を作って、胴体の芯を盛り、硬化したら足の芯を作ります。


次に戦車に乗せる準備をします。
腕の芯を付けてポーズの確認。

腕に肉を盛った状態。
この時点で「手」は作っていません。
先ほどの「芯」にパテを盛りながら仕上げていきます。
私の場合は、パテが柔らかい内にある程度の仕上げ状態まで造形して、硬化後に粗を整形していく方法です。
上着のポケットなどは上着が完全に硬化してから別パーツとして追加してます。

髪は前髪だけ分割しています。
目と眉毛はミラクルデカールにて自作。
眉毛は透明シート、目は白シートに印刷しています。
難しいのはデカールのカットですね・・・

襟の赤い線は、適当なデカールを千切りにして貼り付けていますが、湾曲がキツめなので、マークソフターなどで柔らかくしながらゆっくりと貼っていきます。

色は肌だけラッカー吹付け。
他はラッカーをベースにアクリルやらエナメルやら、適材適所で塗っています。
最後に艶消しクリアを吹いたら完成となります。
完成ギャラリー「八九式に乗った磯部典子」


一年以上フィギュアスクラッチをしていなかったので、
バランスの取り方やら髪の毛が乗ったらどうなるか、とか、行き当たりばったりになってしまいました。
ともあれ、ここで得た教訓は多く、続くシリーズに多少なりと影響を与えたと思っています。

教訓1、とにかく時間を空けない。