ICM「U-Boat Type IIB」

特に手の掛かった部分だけ記録しておきます。
船体の合わせ目処理はお約束ですが、このキットの赤線部分の継ぎ目処理は結構な難関であります。
最終的に完全なフラットを目指します。

ちなみに赤線の下の排水口は完成後も目立つので、ピンバイスとデザインナイフで開口しました。
意外と大掛かりな整形になるのでエポパテを使用。
柔らかい内になるべく表面をならしておいて、磨きの手間を少なくしています。
硬化後はひたすら磨く→溶きパテで確認→ダメを磨く・・・を延々と繰り返し。

もうエエやろ!と納得いくまで磨き込みます。
自分との闘いです。
このキットでは2種類の艦橋を選択でき、私が選んだ方は無線アンテナが外側前部に取り付けられたタイプ。しかし取説通りの形状ではなかった為、エポパテで出っ張り(矢印部分)を自作しています。

ていうか、これをやらないとアンテナが乗りません。
潜望鏡の取り付け部は完成後の見栄えに思いっきり影響を与える酷さだったので、一旦フラットにカットしてピンバイスで開口し、潜望鏡パーツを差し込んで固定する方式に変更しました。
最悪なのはこのデカール。

「おいおいハーケンクロイツ無いやん・・・」

ではなくて、貼る時にポロポロと砕け散るタイプです。教科書通りに台紙からそ〜っとスライドさせないと原形を保てません。あとは出来るだけ一発で位置が決まるよう祈るしかありません。

なので鍵十字どころか旗自体が使用不可能。ある意味スッキリ諦めがつきます。
完成ギャラリー


上記以外は大きな問題点の無いキットです。