Saint-Chamond (early) | |||||||||
|
|||||||||
|
タコム 「サン・シャモン(初期型)」 第1次大戦時に開発したフランス戦車第2号。 トラクターのシャーシに戦闘室を乗せた簡単な構造で、元々のコンセプトは第1号戦車「シュナイダーCA1」を戦場から回収する「戦える牽引車」だったのですが、そのまま戦車として運用された結果、車体構造や足回りを見て分かるように超塹能力は勿論、不整地走破性も貧弱だったため、実戦投入されたものの殆ど戦果を上げる事無く撃破され、所謂「失敗兵器」に分類されています。 しかし、後のドイツ「ポルシェティーガー」等で採用された先進技術「モーター駆動による無段変速機構」が搭載されていたことでも有名です。(これがまた故障だらけだったワケですが・・・) <キット内容> キットの大部分は足回りの組み立てとなり、戦車模型に慣れた人でも機械構造が剥き出しとなった独特の形状に戸惑うかもしれません。細かいというより繊細なパーツが多く、切り出しや組み立て時に気を使います。場合によっては作業効率を考えて説明書の順序を無視してもイイと思います。 車体は箱組みが中心ですがパーツの合いは良い方で、継ぎ目も簡単なパテ処理で済みます。ただ車体上下の接着時は下部装甲板パーツを仮合わせしながら慎重に進めた方がイイです。 履帯は組み立て式ですが、パーツ同士の干渉もなく、機動輪とのピッチもやや窮屈感はありましたがキッチリ収まって良好でした。 あとは、四方に機銃が突き出ているため塗装時などポッキリ逝かないように注意です。(一回やりました) <感想> マーキングは「ニワトリ」の方が絶対にラクチン。 <追加製作> 製作記録コチラ 機銃防盾の切り欠き部分をエポパテで整形。 各機銃口と排気口をピンバイスで開口。 展望塔のパーツの継ぎ目は実車にもあるので一旦整形してから筋彫り。 フィギュアのポケットや拳銃ホルダーの蓋など再現。 <簡易データ> 生産時期:1916年2月〜1918年3月 総生産数:377輌(後期型含む) 最高速度:8km 乗員:8名 武装:12口径75mm榴弾砲×1 オチキス8mm機銃×4 |
||||||||