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ファインモールド FM11 「三式中戦車 チヌ」
日本陸軍最後の量産型戦車で、実戦投入されていれば米軍「M4シャーマン」を相手に「奮戦したであろう」陸軍最後の切り札。
1943年に開発が始まり、1944年から生産された本車は、本土決戦に備え約150両(60輌の説あり)が本州各地の防衛拠点に配備されますが、遂に本車の実力を見ないまま終戦を迎えています。
溶接構造の車体に、大型砲塔、旋回は電動モーター式だそうで、終戦間際にしてようやく近代的な欧米戦車に近づいたと言えます。
<キット内容>
ファインM社の日本兵器への力の入れようは既知の通り。
ほぼ完全な姿で再現されている素晴らしいキットです。
惜しい部分としてはキューポラのスリットモールドが無い事(金型の関係か)
後は数箇所(車体正面の起動輪付近)にリベットを追加すればOKです。
<追加製作>
モデルカステン「SK-31」使用。 車載品止め具に蝶ネジ追加(アベール)。
ワイヤー固定具のチェーン自作。 前照灯の配線追加。 マフラー開口。
正面フェンダー支持架追加。 キューポラのスリット再現。 ...etc
フィギュアはタミヤ「九七式」に付属の物を改造し、ホーネットのヘッドにドラゴンの略帽を合わせています。
<感想>
旧軍ファンはこのスタイルをコレクションしない手はないでしょう。
今後、四式や五式も復元、キット化されることを切に願います。
組み立ては何ら問題なく、シタデル社から発売の「チヌU型」砲塔などで
バリエーションも広がります。
<簡易データ>
生産時期:1944〜 生産総数:166輌(諸説あり)
最高速度:38.8km
乗員:5名
武装:38口径75mm砲×1、7.7mm機銃×1
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