特四式内火艇カツ
個人的感想 キット付属品
組易さ
総合
85点
90点
履帯:一部組み立て式
他:エッチング

リッチモデル 1/72「特四式内火艇カツ[竜巻作戦]」

本来、ガ島のような敵勢力下に置かれた物資輸送が困難な島嶼への輸送作戦で本領を発揮すべく企画開発された本車が、いつの間にやら、サンゴ礁に守られた米海軍の重要拠点に痛恨の一撃を食らわすべく『魚雷を背負って潜水艦から発進し、一気にサンゴ礁を乗り越えて夜襲を仕掛ける!』・・・そんなことを夢想する時期が確かにありました。が、試験や訓練を重ねるうち、1.貧弱な足回りで歪なサンゴ礁を乗り越えられる確率の低さ、2.けたたましく鳴り響くエンジンの轟音、3.洋上で最速4ノット(時速7qぐらい)程度という手漕ぎ船並みの足の遅さ、4.油漏れが酷く母艦である潜水艦ごと発見される可能性大・・・などなど「流石にこれは無理ゲー過ぎるやろw」と、ロマン溢れる『竜巻作戦』は廃案となったそうな。


<キット内容>
どこかの大陸メーカーがいつまで経っても1/35で竜巻仕様を出さないので、目の前にあった本キットを購入。
結論から言うと「多少の省略はあるものの、すごく良いキット」であります。むしろ、この大きさで十分です。
魚雷は一発抜きで補修の手間が殆ど無く、足回りや履帯も十分なディテールで、機銃に至っては芸術的なモールドに感動。
ただ、生産ロッドによってはプラが回り切っていないパーツもあり、そこそこの制作経験が無いと戸惑うかも知れません。


<追加工作>
☆車体側面、魚雷固定台の補強フレームの軽め孔を開口。
☆各スクリューを薄削り。(魚雷のスクリューはエッチングあるけど、相当に難しそう)
☆前照灯はルータで刳り貫いて、自作レンズに置き換え。
☆吊り下げフックは真鍮線に置き換え。
☆操舵室の椅子の位置を前方に移動。その右隣にハンドル追加。
☆操舵室前面の小さな四角い何かをプラ板で追加。


<簡易データ>
生産: 1943年5月10日
最高速度: 洋上4ノット、地上20km
乗員: 5名
最大輸送人員:40名
最大積載量:4トン
主兵装: 45cm二式魚雷×2、九三式13mm機銃×2