4 T P(PZliz.140) | |||||||
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ARMO 「4TP (PZliz.140)」 1930年代初頭、ポーランド軍の装備する機甲戦力は豆戦車(TK)と旧式な装甲車、イギリスから少数輸入した「ビッカーズ6t」のみで、国産戦車の研究が積極的に行われました。そんな中、将来の主力となる軽戦車の開発が始まり、本車はイギリスの「カーデンロイド4t戦車」を参考に1935年から設計、36年には試作車が完成し、当時としては斬新な「回転式ペリスコープ」や「トーションバーサスペンション」を採用し、走行試験などの結果、当時の各国軽戦車と比べ優秀だったようです。 しかし、予定されていた武装がTK豆戦車と同等の火力だった事に加え、1936−39年のスペイン内戦での結果、このような軽戦車は存在意義そのものが疑わしくなり、既に「ビッカーズMk.E」を自国アレンジした「7TP」の生産配備が進められていた事や、軍の厳しい財政事情もあって、量産化には消極的だったようです。 1939年に行われた最終試験の結果は良好でしたが、同年9月のドイツ軍侵攻により、本車の計画は完全に消滅してしまいます。 <キット内容> ※あくまでレジンキットとしての評価です。 外装、内装とも余すところ無く良質に再現されています。(エンジンだけ無い) 足回りの組み立ても非常にラクで、コレといった難所はありません。 履帯はレジン製ですが、よく見ると「T号戦車」の履帯なので、不安であればカステンなどを使用することも可能です。 製作記録 <簡易データ> 生産時期:1936 生産総数:1輌 最高速度:55km 乗員:2名 武装:20mm機関砲×1 7.92mm機銃×1 |
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