7 T P
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
60点
50点
60点
フィギュア:無し
履帯:ベルト式ポリ製

ミラージュ 「7TP(単砲塔)」


1939年当時、ポーランド機甲部隊の新鋭主力戦車であった本車は、開戦時の世界水準では装甲の貧弱さはあるものの対戦車火力は一線級で、ワルシャワ防衛戦では押し寄せるドイツ軍に大出血をしいたそうですが、ドイツ軍の空陸一体攻撃、戦車の集中運用などにより、少数分散配備の本車は各個撃破されたそうです。

ドイツ軍侵攻時のポーランド軍の戦車は、基本的に輸入車両をベースに自国アレンジしたものが主流で、本車もイギリス「ビッカース(6t)戦車」にスイス製エンジンを搭載し、スウェーデン製「ボフォース37mm対戦車砲」で武装した混血車です。


<キット内容>
ミラージュのキット全般に言えることですが、全体的に簡略化されていて、各部モールドはかなり怪しいので、資料写真を用意した方が無難です。
エッチングパーツの使用などで、かなり見栄えは変わりますがキットパーツの構成上、根本的な部分に手を加えないとディテールアップとはなりません。
また、キット付属の履帯は出来が悪く使い物にならないので、RPMの格安キャタかモデルカステンに変更する必要があります。
実車と見比べると明らかにリベットが小さいので、気になる人は移植必至。

<追加製作>
リベット追加。 
アベール『35001』使用。 
モデルカステン『SK-38』使用。

<簡易データ>
生産時期:1936?〜  生産総数:約110両
最高速度:32km
乗員:3名
武装:45口径37mm砲×1 7.92mm機銃×1