Churchill 3inch 20cwt GUN |
||||||||
|
||||||||
AFVクラブ AF35253 「チャーチル 3インチ ガンキャリア(A22D)」 連合国がやや劣勢だった1941年、ドイツ戦車に比べ性能の劣る英国戦車を何とか即席で強化しようと、既存のチャーチル戦車に旧式となった高射砲を積んでとりあえず火力アップを図ったのが本車。 しかし、作ってみたはイイものの、出来た頃には戦車型の火力が強化され、陸軍自体が運用法を見出だせず、更に戦況も安定し始めた為、このような防御型の車輌は使い所が無くなり、結局、実戦投入されることなく少数の生産で終了しています。 <キット内容> 同メーカーが展開するチャーチルシリーズの変わり種。 車体下部や足回りなどは戦車型の流用で、箱型の固定戦闘室が追加された内容です。 ところが、この戦闘室を組み込むための処理がされていない為、無加工では収まらず、それなりの改造工作が必要となる難物です。 また、シリーズ全てに言えることですが、足回りに本物のバネを使用する凝ったギミックが仕込まれているため、初心者の人にはかなりハードルの高いキットと言えます。 付属の履帯はベルト式ですが、ポリ素材なのに焼止も出来ない作りなので接着に難アリ。柔らか素材で変形も多く使用は気が引けます。 <追加製作>製作記録 履帯:同社発売の『AF35156』を使用。 ワイヤー:ナイロン製のたこ糸。 フィギュア:ブロンコ『CB35098』より一体。 その他、車体の加工。 <感想を列挙> とにかく戦闘室をフィットさせるのにかなりの労力必要とします。 防盾と砲身の根本が一体化しており、そのままだとかなり不自然になります。 戦闘室は組説も含め、色々抜けてます。 ワイヤーは11cmと書かれていますが、11.5cmでないと足りません。 知識が無いので何とも言えませんが、塗装の色指定も信用出来ません。 要約すると監修不足の未完成キットと言えます。 <簡易データ> 生産時期:1942 生産総数:49輌 最高速度:25km 乗員:?? 武装:3インチ対戦車砲(76.2mm)×1 |
||||||||