BT-42
組易さ
完成度
総合
60点
65点
65点
フィギュア:無し
履帯:連結接着式プラ製
イースタンエクスプレス 「BT-42」

ソ・フィン戦争で圧倒的多数のソ連軍に大打撃を与え、大量の兵器を鹵獲。その中の「BT-7」の車体を利用してフィンランド軍独自に完成させた自走榴弾砲が本車。
しかし、装備された主砲は40年の冬戦争時に急場を凌ぐためイギリスとスペインから入手した旧世代の骨董品的な榴弾砲で、それを強引に納めるべく砲塔は大型化、ソ連の「KV2」のような容姿ではあるものの、貧弱な装甲と徹甲弾を使えない主砲では戦車相手に全くと言っていいほど役に立たなかったようで、1944年のヴィープリ防衛戦で、ソ連戦車に何発も命中弾を浴びせるも撃破できず、それ以後実戦に使用されないまま終戦となっています。

<キット内容>
箱絵が豪快な当キット、現在は販売終了の様子。
タミヤから決定版が出ているので、あえて当キットを探す必要はないでしょう。

<追加製作>
車体後部のクランプ類をエッチングのカスで追加。
マズルブレーキ開口。

<簡易データ>
生産時期:1942〜43 生産総数:18輌
最高速度:装軌時53km
      :装輪時73km
乗員:3名
武装:114mm榴弾砲×1