航空母艦 ハーミーズ
個人的感想 キット付属品
組易さ
総合
70点
90点
エッチング
デカール

フライホーク FH1122  1/700「ハーミーズ」


我が帝国海軍の鳳翔サンより遅く完成した英国初の純正空母。


【艦歴をザックリ説明】
欧州でちょこちょこと作戦に従事するもスカばっかり。
1942年4月9日、セイロン沖海戦で日本の空母(赤城、飛龍、瑞鶴、翔鶴)艦載機による爆撃で戦没。


<キット内容>
自身初のフライホークキット。
噂通り難易度は高めで、プラモデル初心者の方には全くお勧めできません(笑)

不安定なパーツのシビアな調整あり。完成図を理解して組み立て順を自分で考えて進めないと面倒な事になる場合も。
飛行甲板の白線デカールは自分でキットを採寸し、カットして貼り付ける仕様。
付属の艦載機は主翼2枚に尾翼、主脚はもちろんエンジンカウルまで別パーツという拘りよう。しかもエッチング使用不可避。


<問題点>
大きな問題点は、エレベータが小さいのか艦載機が大きいのか分かりませんが、サイズが合っておらず、艦載機の全長を加工しないと昇降状態を再現出来ません。(エレベータが完全に上がった状態にする場合は問題ありませんが…)
小さな点としては、艦尾デッキの手摺りがパーツ化されていない。(記載すらない)


<感想>
全体的に各パーツの解像度は高く、特にボートや機銃類はナノドレッドに迫る再現度で、流石フライホークといった感じ。
エッチングパーツは容量の問題なのか、やや物足りなさがあるのでオカネに余裕があるならアオシマ製も用意出来れば尚ヨシ。
迷彩塗装は概ねマスキングで吹き付けています。

一言でお伝えするなら「達成感は味わえます」
決して、手軽にコレクションする系ではありません。


<追加工作>
☆エッチングパーツは所々にアオシマのハーミズ用も併用。
☆旗竿、甲板後部の空中線支柱、艦橋の一部支柱は、伸ばしランナーに置き換え、または追加。
☆空中線はモデルカステンのメタルリギング0.15を使用。(張り方はネット検索で適当です)


<簡易データ>
就役: 1924年2月
同型艦: 無し
最高速度: 25ノット
乗員: 664名
兵装:14cm単装砲×6、 4連装ポンポン砲×1、45口径10.2cm単装高角砲×3、12.7mm4連装機銃×1、20mm単装機関砲×6
搭載機(最終時):フェアリーソードフィッシュ×12機?16機?