日本軍AFVファンにとって憧れの一品 「八九式中戦車」
現在、唯一の1/35は良質ガレージキットで名高いグムカ製。
お値段もそれなりに張りますが、衝動を抑えきれず購入。

果たして、この大出費に応えてくれるキットなのか!?
とりあえず中身をチェック。(写真は一部抜粋です)
大まかなパーツはレジン製で、細かいパーツはメタル。
更に制度を求められる「履帯と転輪」はプラ製インジェクション。
うむ!全体の出来具合はかなりイイですよぉ!

ややこしそうな足回りから攻めます。
「意外とすんなり収まってくれますねぇ。」
車体はレジンパーツですが、変形は最小限に止まっています。
とは言え、変形がある以上「お鍋でグツグツ」はお約束です。

レジンパーツの変形を直しても、メタルパーツとの相性がピッタリとは限りません。 
やはり「反り」や「伸縮」の影響で隙間が出来る事も多く、あとでパテ修正する事を前提に、強引にボンドで固定することも必要。
(メタルパーツは柔らかいので多少の融通が利きます。)
足回りやフェンダーのエッチングも比較的スムーズに進み、小技が必要なのは「エッチングにリベットをはめ込む」作業ぐらいです。

レポートは一気に飛びまして、最終段階の「尻ソリ」でございます。
メタルパーツのフレームにエッチングで仕上げるというもので、車体側の「取り付け位置」に注意しながら角度を決める為、瞬間接着剤よりも融通が利く「ボンド」を使用した方が良いです。

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<総括>

お値段にはかなりビビリますが、内容はほぼ完璧です。

組み立ても概ねシンプルな感じで、説明書も理解し易いので、
ボンドや瞬間接着剤の扱い方さえ慣れていれば
レジンキット初心者でもなんとかなるかも知れません。
(断言は出来ませんが・・・)

内容物の精度が分からなくて購入を迷っている方は、「買い」の一品です。