「光武F(エリカ機)

「好物:ハンバーグ」というキャラ設定だけで、無限の想像を駆り立ててくれる伝説の狂犬エリカ様。
そんなエリカ様が主人公のパラレルワールドを作っていきます。
足:

ヒザを曲げると見えてしまう中身をエポパテで延長。

このキットはヒザ以外にも足首や肘も貧弱な造型なので、ポージングの都合で「見える」と思ったら何かしらの加工をしないと、恥ずかしい事になります。
ハッチ:

ハッチ内側は数少ない資料から、想像とアレンジで作っていきます。
ジャンクパーツを適当に組み合わせて・・・
それっぽい感じにしてみました。

多分、本当はハンドルではなく防護パッドか何かだと思います。
校章:

バックパックは元の「巴里華撃団の紋章」をガッツリ削って、校章をハメ込めるように加工しています。

校章はプラバンにデカールを貼って、トップコートで固めてからデカールに沿ってナイフで切り出しています。
20mmマシーネンカノン:

主武装の機関砲はそのままだと放熱孔が埋まっているので、ドリルとナイフで開口。
手:

機関砲を持つ手は、指の関節が一体なので、そのままでは握らせる事が出来ません。
一旦、指関節で切り落とし↓
針金を通して、可動状態にします。
出来るだけフィットするようにポーズを決めたら、関節部分にエポパテを充填し、整形して完了。
各部レンズ:

元パーツではレンズ部分は全てムクなので、一旦ドリルで掘ってから、レンズをハメる手順となります。

レンズ自体は透明プラ版などを軽く炙って、革細工などで使うポンチで押し切れば簡単に量産できます。
塗装したカメラアイにレンズをハメた状態。
エリカ様:

エポパテで大まかに芯を作り、ポーズを決めます。
顔を完成させ、ポーズが決まって首元まで磨いたら、一旦鎖骨の辺りから頭部を切り離すと後々の作業がしやすくなります。(ホーネットのヘッドみたいに差し込めるようにするのが理想)
あとはひたすら頑張るだけですが、手のひらと髪は別で造形した方がラクです。
ベース:

今回は池袋駅前の歩道を意識して、スチレンボードにボールペンでタイルの目を入れましたが、ボールペンのインクは水性塗料を塗っても浮き出てくるので注意です。

タイル目を入れたらモデリングペーストを水で溶いて表面に塗っていきます。
モデリングペーストが乾いたら、アクリルガッシュで着色し、最後に水性クリアを吹きました。

次に大きめの瓦礫をスチレンボードの破片で作っています。
細かい瓦礫はシーナリープラスタを砕いて作り、他にそれらしい「金属製の何か」や「電線っぽい何か」を配置してみました。
全体を丁寧に着色して完成。
この時点では写っていませんが、透明プラバンを粉々にしてガラス片もバラ撒いています。
完成ギャラリー

<感想>
キットそのものは値段相応と言ったところで可もなく不可もなく。
人によりますが、作りこむなら気合が必要です。