「ルーマニアやハンガリーに興味が出ると重症だ・・・」
昔、どっかのモデラーさんが言っておりましたが

枢軸国は日独伊だけではありません。
ドイツと共に厳しい東部戦線を戦った小国にも光を当てましょう。

とは言え、日本には資料も少なく、どうしようもないのが現状。
ならば私が、いい加減な知識を元に作ろうではありませんか!!
とりあえず、タミヤ「機関銃チーム」から3体を抜擢。
サスペンダーや腰ポケットのモールドを削り落とします。
(前ボタンも襟章も削ります)

そこへホーネットのヘッド「HWH03」を仮合わせしてます。
イジリにイジってルーマニアン☆
ちょっと肩幅がゴツイ感じがしますが、とりあえずOK。

真ん中の人が持っている機関銃「ZB26」は、ドラゴンの
「ウェポンセット1」に入っていた物。(まさか使う機会があるとは・・・)
幾つかの塗装法がありますが、私は油彩を使用してます。
あんまりコテコテにするのは趣味じゃないので、明暗は軽め。
油彩は乾燥が遅いので、一晩寝かせてからトップコートを吹いて
塗装面を保護します。コートしないと乾燥に1週間はかかります。
さて、作業は大詰めでございます。
塗装法は人によって様々ですが、私は衣類を塗る時は
今回のように「明→暗→明」で塗る事が多いです。
基本色を明るめに塗り、影を入れ、最後にハイライト。
塗料もアクリル、油彩、エナメルと複数使います。
この辺は個人的な好みでいろいろ試すのが良いでしょう。

完成ギャラリー

<ルーマニア兵の基本>

上着のポケットは胸ポケだけ。 前ボタンは内側なので基本的に見えません。
上着の色は基本的に焦茶で夏服はカーキ。 退色して白っぽくなる事が普通です。 
一般兵の野戦服に襟章はなく、高官以外、階級章は肩ストラップに付きます。

一般兵の場合、足元は「ゲートル巻き」か「短ゲートルに半長靴」が標準です。 
(将校はロングブーツ)
ズボンは少し緑がかっているパターンが多いようですが、上下同じ色の場合も多いです。
(将校は上下とも焦茶)
行軍時は「背負い式の雑嚢(一次大戦のスタイル)」に装備品の殆んどを収納にているため
戦闘地域ではゴチャゴチャした装備品は殆んど身に付けてません。
(多くてもドイツ兵の腰周り装備でOK)

小火器もドイツ製かチェコ製の物であれば間違いありません。
(ドイツ製は出来るだけ初期の物が望ましい)
44年以降は連合側に付くので、米英軍やソ連製の装備が目立ちます。
ヘルメットは暗緑色。野戦帽は独特の形状なので、スクラッチすれば作品のインパクトが強くなるでしょう。 

ちなみに戦車兵も衣類の形状は同じで、つなぎ服もあるようです。 
帽子は英軍のようなベレー帽が標準。ヘルメットはフランス型やイタリア型が混在しているようです。

あとは、極力「だらしない感じ」が出せればOKでしょう。