ホビーボス「トルディT(A20)」
砲塔
各ハッチ類は中途半端な開閉選択式。
両サイドの扉は一体成型なので開かず。
キュ−ポラの防弾扉は別パーツになっているものの
肝心の視察口が再現されていないので意味無し。
排気口
スライド金型により排気口はモールドされているが
あまりにも浅いので、深堀り加工は必須。
雑具箱
特に問題でもないが、キットのままだと開錠状態で
再現されているため、施錠状態に修正。
車載品(右)
キットには一切の車載品が付属しないので
再現したい場合はパーツを自前で用意する必要アリ。

今回は資料写真でよく見るパターンを再現。
車体右側にはジャッキとツルハシ。

ジャッキは資料に一番近い形状として、38(t)から流用。
車載品(左)
左側にスコップとバール。
スコップはドイツ式ではなくもっと柄が長い。

固定方法は革ベルトで、ズレ防止用の金具も溶接されていた模様。(今回、金具は再現せず)

取り付け位置は若干のバリエーションがあるようです。

同軸機銃
「8mm 34/37A」という名称までは分かったのですが、
“コレがそうです!”な画像を発見できず、詳しい形状が分からなかったため、とりあえず資料写真から想像したシルエットを真鍮パイプで再現w

履帯
噛み合わせが超シビアなため、接着剤を流し込むまでは仮組不可。
同じ原因で、組み込み時にセンターガイドが斜めになってしまうので、一枚ずつキッチリセンターガイドが垂直になるよう矯正が必要です。

ぶっちゃけ最悪。
ライト
順序が逆ですが、ライトは刳り貫いて透明プラ版で作ったレンズを・・・この後ハメてます。
迷彩
基本的には緑ベースにオーカ系と茶系を雲型模様に、大体同じ比率で塗るのが標準だそう。
戦前〜大戦初期のハンガリー車両は刷毛塗りのクッキリ迷彩が通常だったようですが、トルディは殆どがスプレーぼかし迷彩とのことです。

例によって生産時期や工場によって仕様が異なるワケです。
完成ギャラリー
このキット、一言でいうと「微妙」!!
日本での販売価格が高過ぎる!
(この内容なら定価3200円でも迷う)
アフターパーツが出るまで待った方がイイかもです。
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