四式中戦車[チト]試作型 | |||||||||
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ファインモールド FM32 「四式中戦車[チト]試作型」 終戦間際に戦闘可能状態で完成したという意味では陸軍最後の戦車。 主砲は「五式中戦車チリ」と同じボフォース75mm高射砲をコピーした「試製五式七粍半戦車砲」ですが、本車の搭載砲には自動装填装置が付いておらず、チリ用がT型、チト用がU型と区別されています。 また、防御力も車体、砲塔の前面で厚さ75mmになるなど、ようやく列強各国の戦車に追いついた仕様となっています。(と言っても、列強各国では同クラスの戦車が山のように生産されていたワケですが・・・) また、この試作型では試験的に鋳造砲塔を搭載していますが、当時の日本の鋳造技術では生産性、信頼性に欠けていたようで、量産型では通常の溶接砲塔に変更する予定だったようです。 <キット内容> 各方面の考証によると、ほぼ完璧に再現されているとのこと。 ディテールは言い出したらキリが無いのですが、簡単且つ効果的なディテールアップとしては「マフラー排気口の開口」「機銃口の開口」ぐらいでしょうか。 惜しい個所は防盾側面の砲架の軸(名前知らない)の表現で、キットではP.Eパーツを貼り付けるようになっていますが、それでは凸モールドになってしまい、本来の見た目と異なってしまう点です。(そのまんま製作しましたが・・・) あと、履帯はやはり組み立て式の方がイイですね。 <追加製作> ほぼストレート組み。 砲身は同社別売りの金属製を使用。 (金属砲身使うと重量で俯角に垂れるので、固定するなど工夫が必要) ライトカバーの傘の縁を薄くしたり、機銃口を真鍮パイプに交換したり…etc <簡易データ> 完成時期:1945年2月 総生産数:2輌 最高速度:45km 乗員:5名 武装:53口径75mm砲×1 7.7mm機銃×2 |
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