九四式軽装甲車[TK]
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
75点
90点
90点
フィギュア:無し
履帯:ベルト式プラ製
エッチングパーツ

ファインモールド FM17 「九四式軽装甲車 TK」

1934年、戦闘地域での物資輸送のための牽引車両として登場。
しかし、実際には戦闘車両として偵察などにも使用されており、中国戦線ではその機動力を活かして大活躍しています。
1936年からの生産は、走破性や武装強化を視野に入れた「後期型」に移行しており、資料では双方合わせて840輌が生産されたとなっています。

<キット内容>
とにかく車体そのものが小さいので、必然的に細かい作業が多くなります。
足回り等は実車同様、非常に華奢な作りなので、初心者の方は手こずるかも知れません。
また、マフラーカバー、フェンダー支持架、ナンバープレートがエッチングになっているので、この辺りも少しこのキットの難易度を上げています。

<感想>
ファインモールドの日本戦車は総じて素晴しい出来で、予備知識のある人ならニヤニヤしながら組めます。
勿論、手を加えたい箇所もありますが、素体が良いので資料があればディテールアップは比較的容易です。

フィギュアは同社から発売の「帝国陸軍戦車兵セット2」から2体を改造。
※操縦手を殴る徳利はエポパテで自作。

<簡易データ>
最高速度: 40km
乗員: 2名
武装: 九七式7.7mm機銃×1 
(初期は九一式6.5mm機銃が搭載され、順次換装された)