一式中戦車[チヘ] | |||||||||
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ファインモールド FM12 「一式中戦車 チヘ」 九七式中戦車の後継車として1941年に採用され、全車体を溶接構造とし装甲とエンジン出力の強化を図った本車ですが、基本構造は九七式とほぼ同じ。 1941年の制式採用から生産は延々と進まず、この車体がやっと部隊配備されはじめた1944年頃には既に敗色濃厚で、本土決戦の為に温存されていたようです。 一説では少数がルソン島とレイテ島に投入されたとも言われていますが、当時「新砲塔チハ」を「一式」と呼んでいたという話もあり、明確な事実は不明です。 いずれにせよ、主砲の「一式47mm砲」は既に「新砲塔チハ」に搭載され、M4シャーマンには効果が低い(無い)ことは明確となっており、もはやこの時期において戦況に変化を与える兵器ではなかったようです。 <キット内容> 製作記録 同社の日本軍キットにはケチの付けようがありません。 砲身の付け根「防盾側面」のモールドや、一部リベットが省略された部分もありますが、箱絵や資料イラストを確認しながら再現すれば完璧です。 車体後部の牽引ロープは付属しないので、タミヤキットから流用するのも良いかと思います。 キャタはフリウルのATL-70使用。 <簡易データ> 生産時期: 1943〜 総生産数: 155輌と587輌の2説あり 最高速度: 44km 乗員: 4〜5名 武装: 一式47mm砲×1、 九七式7.7mm機関銃×2 |
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