九七式中戦車[新砲塔チハ] | |||||||||
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ファインモールド FM21「九七式中戦車 新砲塔チハ」 ノモンハン事件での経験により、「対戦車戦」を想定した戦車の開発が進み1942年4月に採用された「一式47mm戦車砲」を一刻も早く前線へ投入するべく試験的意味合いを含めた暫定的車両として「チハ車」の車体に新型砲塔を搭載した本車は、同年5月にフィリピン攻略戦で初陣を飾っています。 以降「一式中戦車」の生産の遅れを埋めるべく、陸軍機甲部隊の主力として連合軍と戦火を交えています。しかし、米軍「M3軽戦車」をなんとか撃破できた程度の火力では後に登場する「M4シャーマン」には全く歯が立たず、局所的な戦果を上げるに止まっています。 <キット内容> どうしてもタミヤキットとの比較となるのですが、まずマフラーカバーがエッチングになっているのと、各ライトがクリアパーツで再現されています。 OVM類は一新されており、シャープで考察の行き届いた感じです。 ジャッキはクランプを別パーツにするなど、こだわりを見せてくれますが、牽引ワイヤーは一体成型でモールドもイマイチ。 その他は良好で車体寸法もより正確になっているようです。 (リベットの追加はお約束で予備リベットが付属します) <追加製作> 牽引ワイヤーの固定具に自作チェーン追加。 各装備品固定具に蝶ネジ追加。 展望塔のスリット、マフラー排気口を開口。 同社、真鍮砲身「MG60」使用。 星章を同社「九五式軽戦車」よりコピー。 フィギュアはタミヤ「九七式チハ」付属の物とドラゴン「硫黄島」のヘッドを合わせ、腕はセミスクラッチ。 <簡易データ> 生産時期: 1942〜 生産総数: 2.123輌(旧砲塔型を含む) 最高速度: 38km 乗員: 4名 武装: 一式47mm戦車砲×1、九七式7.7mm機関銃×2 |
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