TACAM-R2
個人的感想 キット付属品
組易さ
完成度
総合
50点
65点
70点
フィギュア:無し
履帯:組立て接着式プラ製
エッチングパーツ

CMK 「タカム R2」


1944年夏、残存する「vz.35(R2戦車)」の車体をベースに、鹵獲したソ連製76.2ミリ砲を乗せたルーマニア軍オリジナルの対戦車自走砲で、同年、連合軍に降伏したルーマニアは本車をドイツ軍に向けて使用しています。 また、ソ連のT-60をベースにした「タカムT-60」と言うのもあり、少数が生産されたようです。

<キット内容>
車体パーツは同社発売の「35(t)」のままなので、オープントップにするための切り抜き加工が必要で、プラモ初心者の方にはオススメ出来ません。
(それなりの道具も必要になります)
主砲や防盾にはエッチングパーツが付属しており、砲尾や砲弾ラックも良い雰囲気です。しかし、車体内部は全くの空っぽなので、同社発売の35(t)用レジンパーツを使用するか、自作でカバーするしかありません。
また、塗装に関しても疑問が多く今回は指示通りに塗装しましたが、これは戦後、展示用に再塗装されたものなので詳細は不明です。
常識的に考えれば戦闘室内部は外装と同じ色だと思われます。

<追加製作>
肝心の内装はカラッポのままなので今回は悩んだ末、マケット製「38(t)」のジャンクパーツから強引にインテリアを移植。遵いまして車体内部は全くの自家製アレンジです。間違っても参考にはなりませんのでご注意下さい。

<備考>
塗装に関しても箱絵と想像によるもので当てになりません(爆)
付属キャタピラは、ヒドい出来なのでモデルカステン「SK-42」に変更。
戦闘室周囲の青いラインのデカールは付属しないので、マスキングして吹きつけていますが、戦時中のマーキングかどうかは疑問が残ります。

<簡易データ>
生産時期:1944 生産総数:20輌
最高速度:35km
乗員:?
武装:76.2mm砲×1、7.92mm機銃×1